“巻”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方(ふりがな)割合
48.7%
まき31.2%
かん8.4%
まい4.5%
けんの1.3%
まか1.3%
がん0.6%
くわん0.6%
けん0.6%
まきの0.6%
(他:3)2.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“巻”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸11.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)6.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.6%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
そこで山姥やまうばうらはたけへ行って、いもがらをって、手のさきにぐるぐるきつけました。
物のいわれ (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
とろ/\とねむつてめれば、いぬてぺろ/\とめてる……胴中どうなかへび
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
関興はその勢いに恐れたかの如く逃げ出した。張郃は追いまきして行ったが、一方に密林が見えたので、ふと万一を思い、
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「武蔵どの、武蔵どの。何でそれしきの敵に、手間どりなさる。——うしまきそれがしが引受けました」
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
だのに、今日会下山に来るなどは泥縄式でないこともないが、それでもなお私には百かんの書を読むにまさるものがあった。
随筆 私本太平記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そのとき和邇わには、十かん論語ろんごという本と、千字文せんじもんという一巻の本とを持って来て献上しました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
長雨ながあめのあとで、水勢すゐせいどう/\として、うづまいながれ、蛇籠じやかごうごく、とある。
怪力 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
と懐中からすうと取出しまするは剃刀かみそり二挺で、これを合して手拭でまいて手に持って、
同じ補遺のけんの一に女詩人大崎氏小窓せうさうの死を記して、「女子文姫以今年戊寅病亡」と云つてある。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
それは京都加茂かもの医家岡本由顕ゆうけんの家から出た『医心方』けんの二十二である。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
それで要するに私の級がかちになって、皆は私を擁して喜んだが、そのかえりがけ一人になったところを、米村一派の連中から取りまかれて、散々さんざんになぐられたのだった。
戦争雑記 (新字新仮名) / 徳永直(著)
先の連合つれあいに嫁いたのだって、傍の者や、向うがヤイヤイ言ってくるし、そこへもってきて、自分は、もう、あんな女房を取るとすぐ女房にまかれて、妹をそでにするような、あんな兄の世話には一生ならぬ。
雪の日 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
第三がん目の檀弓だんぐうと申す篇の一節ひとくだりを御覧に入れて
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
翁は画集を喜んでしばらくわんを放たずに眺め込み、蕙斎けいさいの略伝を問うたのち、日本人の名は覚えにくいからと云つて画集のすゑに作者と水落君との名を記す事を望まれた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
わたくしはまた後に五弓雪窓ごきゅうせっそうがこの文を『事実文編じじつぶんぺんけんの七十二に収めているのを知った。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
抽斎は有合せの道春点どうしゅんてんの『論語』を取り出させて、まきの七を開いた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
ある日強い南風が吹きまくって、松と槙との枝をたわむばかりに振り動かした。
二階から (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「あの片手の侍は、よっぽど腕がたつと見えるぜ。取りえてる連中の、ハッハッハという息づかいが、ここまで聞こえてくるようだ」
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「毒消しはこれを一握りほどグッとのむとフツカヨイにはよくきくねえ。しかし、毒消しの本拠はどこだろうな。たぶん、マキだろう」