“合巻”のいろいろな読み方と例文
旧字:合卷
読み方割合
ごうかん66.7%
がふくわん16.7%
ガフクワン16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なぜなら、おしょさんのうちには、くさ双紙ぞうし合巻ごうかんものが、本箱に幾つあったかしれない。それがみんな、ちょいと何処どこにもあるようなのではなかった。
「差支へる所ぢやない。今年は読本よみほんを大分引受けたので、とても合巻がふくわんの方へは手が出せさうもない。」
戯作三昧 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
前者は、柳亭種彦の読本——之を仮名書きにした草双紙合巻ガフクワンの方が、広く行はれた。浅間嶽面影草紙及び後輯逢州執着譚アフシウシユヂヤクモノガタリの書き直しである。
草双紙と講釈の世界 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)