“巻雲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けんうん54.5%
まきぐも36.4%
サアラス9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これが普通われわれの見受ける所の即ち雨雲に出来るハロであるが、稀には巻雲けんうん巻層雲けんそううんにハロが現れることがある。
(新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
すると不思議な事に、昨日きのふまであんなに気にかかつてゐた巻雲まきぐもも、巻積雲も、雑巾ざふきんで拭き取つたやうに痕形あとかたも無くなつてゐた。
喜望峰のあちらからくる巻雲サアラスはりのきの枝にかれ、丸いかげを落としながら飛行船の銀の腹が、その上を通りすぎる。
希臘十字 (新字旧仮名) / 高祖保(著)