“まきぐも”の漢字の書き方と例文
語句割合
巻雲100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
巻雲まきぐものように揚った戦雲の突然に、その理由も汲めず、百姓はただ往年の恐怖をあらたにしていた。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
七日の正午頃藤原中央気象台大阪出張所長は梅田の通運会社の二階で、額の上に巻雲まきぐものやうな皺を寄せて心配さうに言つた。前には新聞記者の幾人かが立つてゐた。博士は急いで言葉を言ひ足した。