“榛”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
はん69.0%
はしばみ20.7%
はんのき5.7%
はり3.4%
はりのき1.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“榛”を含む作品のジャンル比率
文学 > 文学 > 叢書 全集 選集23.8%
文学 > フランス文学 > 小説 物語11.5%
文学 > フランス文学 > 詩7.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
そのうちに、右の女ははんの木の蔭に隠れて見えなくなってしまい、自分は早くも長兵衛小屋の下にたたずんでいたと言います。
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
この境内に立つと、根岸田圃ねぎしたんぼから三河島村みかわしまむら、屏風を立てたような千住せんじゅはんの木林。
平賀源内捕物帳:萩寺の女 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
青年はそのはしばみの樹のそばの井戸の所在ありかを老人に訊いてみるが、老人はもう五十年もこの島にゐて、まだ井戸の水が湧き出すのを見ない。
鷹の井戸 (新字旧仮名) / 片山広子(著)
小石川清水谷の坂を下ると、左手に樫やはしばみの大樹が欝蒼と繁茂している――その高台が劫楽寺だ。
後光殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
一面に青青と繁った短い笹を下草にしてかんばはんのきの類などの交ったつがの深い林である。
秋の鬼怒沼 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
白樺や、はんのきや、団栗どんぐりなどは、十月の初めがた既に黄や紅や茶褐に葉色を変じかけていた。露の玉は、そういう葉や、霜枯れ前の皺びた雑草を雨後のようにぬらしていた。
パルチザン・ウォルコフ (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
茅草ちがや・尾花の布きなびく草の海の上に、ならはりの雑木林が長濤のようにうち冠さっていた。
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
かれ天皇、そのうたきを畏みて、はりの木の上に登りましき。
喜望峰のあちらからくる巻雲サアラスはりのきの枝にかれ、丸いかげを落としながら飛行船の銀の腹が、その上を通りすぎる。
希臘十字 (新字旧仮名) / 高祖保(著)