“榛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はん64.6%
はしばみ21.2%
はり6.1%
はんのき5.1%
ハリ2.0%
はりのき1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると、菊王は、振っていた手をひっこめて、急にくるっと、人ごみを分けて、蹴上の中腹にある大きなの木の方へ駈けて行った。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
青年はそのの樹のそばの井戸の所在を老人に訊いてみるが、老人はもう五十年もこの島にゐて、まだ井戸の水が湧き出すのを見ない。
鷹の井戸 (新字旧仮名) / 片山広子(著)
そこは水戸家の下屋敷から五六町も東へはいったところで、左に源心寺という寺の森があり、東側はの林や、畑や田や、堀や農家などのひろい展望がある。
おれの女房 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
い茂った草叢が、かすかな音をたてて足の下にしなっていった。の立木が半ば水に浸って、河の上に枝を垂れていた。が雲のように群れて飛び回っていた。
服曾比猟する月は来にけりとありて上古は今のごとく染汁りて衣服を染ることはなくての実或はすみれかきつばたなどの色よき物をに摺りてあやをなせるなり其摺着
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
喜望峰のあちらからくる巻雲の枝にかれ、丸いかげを落としながら飛行船の銀の腹が、その上を通りすぎる。
希臘十字 (新字旧仮名) / 高祖保(著)