“所在”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ありか64.1%
しょざい17.9%
しよざい14.1%
ありばしょ1.3%
ところ1.3%
アドレス1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
青年はそのはしばみの樹のそばの井戸の所在ありかを老人に訊いてみるが、老人はもう五十年もこの島にゐて、まだ井戸の水が湧き出すのを見ない。
鷹の井戸 (新字旧仮名) / 片山広子(著)
うっかりどこにでも出そうものなら、たちまち敵国の空中スパイに発見されて、こっちの新しい地下都市の所在しょざいめられてしまう。
所在しよざいしるすのに、日本にほんでは、くに府縣ふけんちやう番地ばんちだいよりせうるに、歐米おうべいでは、番地ばんちちやう府縣ふけんくにと、ぎやくせうよりだいる。
誤まれる姓名の逆列 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
「では、叔父様には、淀屋の独楽の——三個みっつあるという淀屋の独楽の、その所在ありばしょもご存知なので?」
仇討姉妹笠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
大いさかさをしのぐものあり、ひょうひょうとして水に浮かび、流れに従って海に入る。神仙の住地を京丸と称し、花を京丸ぼたんという。地名あれども所在ところを知らず。云々
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
現にアプスレイハウスのほんとの所在アドレスはピカデリイ街一四九番だ。