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ありか
ふりがな文庫
“
所在
(
ありか
)” の例文
青年はその
榛
(
はしばみ
)
の樹のそばの井戸の
所在
(
ありか
)
を老人に訊いてみるが、老人はもう五十年もこの島にゐて、まだ井戸の水が湧き出すのを見ない。
鷹の井戸
(新字旧仮名)
/
片山広子
(著)
一昨年初めて参詣した時には、墓の
所在
(
ありか
)
が知れないので寺僧に頼んで案内してもらった。彼は品の好い
若僧
(
にゃくそう
)
で、色々詳しく話してくれた。
磯部の若葉
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
白刃一閃、そこを藤吉、足を上げて蹴る、起きる、暗いから
所在
(
ありか
)
もよくは解らないが、猛然と跳りかかったら、運よく
確
(
し
)
かと抱きついた。
釘抜藤吉捕物覚書:08 無明の夜
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
博士
(
はかせ
)
が
旅行
(
たび
)
をした
後
(
あと
)
に、
交際
(
つきあひ
)
ぎらひで、
籠勝
(
こもりが
)
ちな、
此
(
こ
)
の
夫人
(
ふじん
)
が
留守
(
るす
)
した
家
(
いへ
)
は、まだ
宵
(
よひ
)
の
間
(
ま
)
も、
實際
(
じつさい
)
蔦
(
つた
)
の
中
(
なか
)
に
所在
(
ありか
)
の
知
(
し
)
るゝ
山家
(
やまが
)
の
如
(
ごと
)
き、
窓明
(
まどあかり
)
。
印度更紗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
私は情死の違約をどうして辯解すべきか、差詰めその方法に窮した結果、身の
所在
(
ありか
)
を戀人の手前から隱して仕舞ふより仕樣がないと思つた。
歓楽
(旧字旧仮名)
/
永井荷風
、
永井壮吉
(著)
▼ もっと見る
しかも不思議なことに、警察のあらゆる努力にも
拘
(
かかわ
)
らず、賊の
所在
(
ありか
)
は勿論、その素姓も、殺人の動機も
一切合切
(
いっさいがっさい
)
不明であった。
恐怖王
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
つまり、そんな具合で、間の悪い時だと、杉戸の
所在
(
ありか
)
が分らなくなるものですから、こうして同じ孔をあけたやつを二つ作っておくのです。
人魚謎お岩殺し
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
最後に不図思いだしたように言葉を付け加え「……だが、逃走した加害者の女の
所在
(
ありか
)
が分ったら、そいつはすぐ報告を頼むよ」
深夜の市長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
輕氣球
(
けいききゆう
)
の
上
(
うへ
)
では、
忽
(
たちま
)
ち
吾等
(
われら
)
の
所在
(
ありか
)
を
見出
(
みいだ
)
したと
見
(
み
)
へ、
搖藍
(
ゆれかご
)
の
中
(
なか
)
から
誰人
(
たれ
)
かの
半身
(
はんしん
)
が
現
(
あら
)
はれて、
白
(
しろ
)
い
手巾
(
ハンカチーフ
)
が、
右
(
みぎ
)
と、
左
(
ひだり
)
にフーラ/\と
動
(
うご
)
いた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
「黙れ、この近いところに米を売るようなところはあるまい、貴様は
訴人
(
そにん
)
に出かけたな、我々の
所在
(
ありか
)
を敵の討手へ知らせに行ったのであろう」
大菩薩峠:05 龍神の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
彼はその老僧の名と、山国谷に向う道をきくと、もはや八つ刻を過ぎていたにもかかわらず、必死の力を双脚に籠めて、敵の
所在
(
ありか
)
へと急いだ。
恩讐の彼方に
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
三人つながって歩いていても無益であるから、各〻わかれて、自分は自分で武蔵の
所在
(
ありか
)
をさがすから——と提議してみたが
宮本武蔵:04 火の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
琵琶の音はすなわち大弐の
所在
(
ありか
)
の手引きではないか、伊兵衛は茶室に沿って廻り、望翠楼の横手へと出た。絃音は明らかに閣上から聞えてくる。
夜明けの辻
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
さうして
自分
(
じぶん
)
の
天地
(
てんち
)
に
其
(
その
)
羽
(
はね
)
を一
杯
(
ぱい
)
に
擴
(
ひろ
)
げる。
何處
(
どこ
)
を
見
(
み
)
ても
只
(
たゞ
)
深
(
ふか
)
い
緑
(
みどり
)
に
鎖
(
とざ
)
された
林
(
はやし
)
の
中
(
なか
)
に
彼等
(
かれら
)
は
唄
(
うた
)
ふ
聲
(
こゑ
)
に
依
(
よ
)
つて
互
(
たがひ
)
の
所在
(
ありか
)
を
知
(
し
)
つたり
知
(
し
)
らせたりする。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
ここを以ちて今に至るまで、その
子孫
(
こども
)
倭に上る日、かならずおのづから
跛
(
あしなへ
)
くなり。かれその老の
所在
(
ありか
)
を能く見しめき。かれ
其處
(
そこ
)
を
志米須
(
しめす
)
一〇
といふ。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
わたくしは保さんの
所在
(
ありか
)
を捜すことと、この
抜萃
(
ばっすい
)
を作ることとを外崎さんに頼んで置いて、諸陵寮の応接所を出た。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
生きている人体の腹部をX光線で照らし写真を撮っても胃や腸を識別する事が出来ぬが、死後間もなく写して見ると明らかにこれらの臓腑の
所在
(
ありか
)
がわかる。
話の種
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
今しがたまで見えた隣家の
前栽
(
せんざい
)
も、
蒼然
(
そうぜん
)
たる夜色に
偸
(
ぬす
)
まれて、そよ吹く
小夜嵐
(
さよあらし
)
に立樹の
所在
(
ありか
)
を知るほどの
闇
(
くら
)
さ。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
そして都会へ行きついた時雌雄の球の奇蹟によって古代
回鶻
(
ウイグル
)
人の埋没した巨財の
所在
(
ありか
)
を知ることが出来ると。
沙漠の古都
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
或
(
あるい
)
は呉一郎と瓜二つなのを利用して、
真物
(
ほんもの
)
の呉一郎に覚られないように絡み合って、奇抜巧妙な二人一役を演じながら
所在
(
ありか
)
を
晦
(
くら
)
ましていたものかも知れない。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
取此所にも
半年餘
(
はんとしあま
)
りも居て友次郎樣夫婦の
所在
(
ありか
)
を尋ねしかども一向に知ず然るに或日
雨
(
あめ
)
降
(
ふり
)
て外へも出られねば
空
(
むな
)
しく宿屋に在し所宿の亭主の
物語
(
ものがたり
)
にて此印籠を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
此処
(
ここ
)
でも、船頭は矢張容易に船を出さなかつた。待ちかねて爺さんが其
所在
(
ありか
)
を尋ねに行つた。やがて『酒を飲んで酔ぱらつてゐやがる』かう言つて帰つて来た。
朝
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
すると女の方では大変怒ってとうとう男の
所在
(
ありか
)
を捜し当てて
怒鳴
(
どな
)
り
込
(
こ
)
みましたので男は手切金を出して手を切る談判を始めると、女はその金を
床
(
ゆか
)
の上に
叩
(
たた
)
きつけて
現代日本の開化
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「敵、久留馬登之助の
所在
(
ありか
)
がわかりました。今夜、今すぐ名乘りかけて討ちたいと思ひますが——」
銭形平次捕物控:082 お局お六
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
聲の
所在
(
ありか
)
を
覓
(
もと
)
むる如く、キョロ/\と落着かぬ樣に目を働かせて、徑もなき
木陰地
(
こさぢ
)
の濕りを、智惠子は樹々の間を其方に拔け此方に潜る。夢見る人の足取とは是であらう。
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
一旦助けたからにゃア何うかして其の刀の
所在
(
ありか
)
を詮議をして、刀を此の人へ戻して遣り、万年町の
店
(
たな
)
へ帰して遣りたいので、段々其の刀の事を聞いて見れば、大層
名高
(
なだけ
)
えものだから
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
彼はこの情緒の
劇
(
はげし
)
く紛乱せるに際して、
可煩
(
わづらはし
)
き満枝に
夤
(
まつは
)
らるる苦悩に堪へざるを思へば、その
帰去
(
かへりさ
)
らん後までは
決
(
け
)
して還らじと心を定めて、既に
所在
(
ありか
)
を知られたる碁会所を
立出
(
たちい
)
でしが
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
けれども天を見れば凧は
旧
(
もと
)
の通りに揚っている。此は可笑しいと思って糸の
所在
(
ありか
)
をたよりに教会の表側へ廻って見ると、乃公は喫驚してしまった。糸が塔に絡まって女の子は屋根に下っている。
いたずら小僧日記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
それはお梅の母親のお弓であった。お弓は伊右衛門に復讐するために、伊右衛門の
所在
(
ありか
)
をさがしているところであった。お弓は卒塔婆を取りあげた。其の卒塔婆には俗名民谷伊右衛門と書いてあった。
南北の東海道四谷怪談
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
所在
(
ありか
)
なくさまよう詩人
新版 放浪記
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
博士
(
はかせ
)
が
旅行
(
たび
)
をした
後
(
あと
)
に、
交際
(
つきあい
)
ぎらひで、
籠勝
(
こもりが
)
ちな、
此
(
こ
)
の夫人が留守した家は、まだ
宵
(
よい
)
の
間
(
ま
)
も、実際
蔦
(
つた
)
の中に
所在
(
ありか
)
の
知
(
し
)
るゝ
山家
(
やまが
)
の如き、
窓明
(
まどあかり
)
。
印度更紗
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「ははア、それはおめでたいことで——こけ猿の茶壺が、そうたやすく見つかって、大金の
所在
(
ありか
)
も判明いたしたとは、
祝着
(
しゅうちゃく
)
至極、お喜び申しあげる」
丹下左膳:03 日光の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
実を云うと、僕はまだ事件に現われて来ない、五芒星呪文の最後の一つ——
地精
(
コボルト
)
の札の
所在
(
ありか
)
を知っているのだがね
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
そのうち丁度わたくしが渋江氏の子孫を捜しはじめた頃、保さんの
女
(
むすめ
)
冬子
(
ふゆこ
)
さんが病死した。それを保さんが姉に報じたので、勝久さんは弟の
所在
(
ありか
)
を知った。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
夕陽は堤防の上下一面の枯草や枯蘆の深みへ差込み、いささかなる
溜水
(
たまりみず
)
の
所在
(
ありか
)
をも
明
(
あきらか
)
に照し出すのみか、橋をわたる車と人と欄干の影とを、橋板の面に描き出す。
放水路
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
今日は鋭く
尖
(
とが
)
った頂きは無論の事、切石を
不揃
(
ふそろい
)
に畳み上げた
胴中
(
どうなか
)
さえ
所在
(
ありか
)
がまるで分らない。それかと思うところが、心持黒いようでもあるが、鐘の
音
(
ね
)
はまるで響かない。
永日小品
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
また求めに行った紛失物はかれの手に入っているのか、それともその
所在
(
ありか
)
は
他
(
た
)
にあるのか否か。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
少
(
すこ
)
しづつ
盜
(
と
)
つた。
南瓜
(
たうなす
)
は
晝間
(
ひるま
)
見
(
み
)
て
置
(
お
)
いて
夜
(
よる
)
になるとそつと
蔓
(
つる
)
を
曳
(
ひ
)
いて
所在
(
ありか
)
を
探
(
さが
)
すのである。
甘藷
(
さつまいも
)
は
土
(
つち
)
を
掻
(
か
)
つ
掃
(
ぱ
)
いて
探
(
さが
)
し
掘
(
ぼ
)
りにするのは
心
(
こゝろ
)
が
忙
(
せは
)
し
過
(
す
)
ぎるのでぐつと
引
(
ひ
)
き
拔
(
ぬ
)
く。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
止め日毎に新町
道頓堀
(
だうとんぼり
)
或は
順慶
(
じゆんけい
)
町の夜見世など人立多き所に行てはお花夫婦并に吾助が
所在
(
ありか
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
頭髪
(
とうはつ
)
も
髭
(
ひげ
)
ものびっぱなしで、顔の中から出ているのは色の悪いソーセージのような大きな鼻だけだった。
両眼
(
りょうがん
)
の
所在
(
ありか
)
は、
煙色
(
けむりいろ
)
のレンズの入った眼鏡に
遮
(
さえぎ
)
られて、よくは見えない。
見えざる敵
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
そうして絵巻物を奪い去ったものは、自分から絵巻物の
所在
(
ありか
)
を聞いたMかもしくは失恋の
怨
(
うら
)
みを呑んでいるであろうWのどちらか、一人に相違ない事を、余りにも深く確信していた。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
「あの騒ぎの時、
所在
(
ありか
)
の
判然
(
はっきり
)
しないのは、この御邸の方でたった二人ございます」
銭形平次捕物控:040 大村兵庫の眼玉
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
やはり土人達の唄を聞きまた土人達の伝説を聞いて宝庫の
所在
(
ありか
)
に見当を付けて
沙漠の古都
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
『
早
(
はや
)
く、
早
(
はや
)
く、
先方
(
むかう
)
では
吾等
(
われら
)
を
搜索
(
さうさく
)
して
居
(
を
)
るのだ、
早
(
はや
)
く、
此方
(
こなた
)
の
所在
(
ありか
)
を
知
(
し
)
らせろツ。』と、
私
(
わたくし
)
が
叫
(
さけ
)
ぶ
聲
(
こゑ
)
の
下
(
した
)
に、
武村兵曹
(
たけむらへいそう
)
と
二名
(
にめい
)
の
水兵
(
すいへい
)
とは、
此時
(
このとき
)
數個
(
すうこ
)
殘
(
のこ
)
つて
居
(
を
)
つた
爆裂彈
(
ばくれつだん
)
を
一時
(
いちじ
)
に
投
(
な
)
げ
出
(
だ
)
した。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
此の眼病では迚も刀の詮議も仇敵の
所在
(
ありか
)
も知れよう道理はない、世に捨てられた私の身の上、
憖
(
なまじ
)
いに[#「
憖
(
なまじ
)
いに」は底本では「
※
(
なまじ
)
いに」]
生恥
(
いきはじ
)
を掻くよりも
寧
(
いっ
)
その事一思いに割腹して相果てようか
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
今ここに、柳生の大財産の
所在
(
ありか
)
をしるした、御先祖の地図を取り出してみせるからな。早く小柄を持ってまいれと言うに。えいッ。何をしておるのだ!
丹下左膳:03 日光の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
御苦労
(
ごくらう
)
御苦労
(
ごくらう
)
、
真
(
まこと
)
に
御骨折
(
ごほねをり
)
を
懸
(
か
)
けて
誰方
(
どなた
)
にも
相済
(
あひす
)
まん。が、
最
(
も
)
う
御心配
(
ごしんぱい
)
には
及
(
およ
)
ばんのだ。——お
聞
(
き
)
きなさい、
行衛
(
ゆくゑ
)
の
知
(
し
)
れなかつた
家内
(
かない
)
は、
唯今
(
たゞいま
)
其
(
そ
)
の
所在
(
ありか
)
が
分
(
わか
)
つた。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
怖れて終生逃げ廻っていたらしい。だから、後世になればなる程、その
所在
(
ありか
)
が分らぬはずじゃ
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
個人の住宅とほとんど区別のつかない、
植込
(
うえこみ
)
の突当りにある玄関から上ったので、勝手口、台所、帳場などの
所在
(
ありか
)
は、すべて彼にとっての秘密と何の
択
(
えら
)
ぶところもなかった。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「いや、わしはお礼をせずにはいられない。それにこのまま、わしが死んでしまえば、
莫大
(
ばくだい
)
なる富の
所在
(
ありか
)
を
解
(
と
)
く者がいなくなる。ぜひあんたにゆずりたい。あんたは、何という名前かの」
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
所
常用漢字
小3
部首:⼾
8画
在
常用漢字
小5
部首:⼟
6画
“所在”で始まる語句
所在地
所在箇所