“子孫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しそん72.4%
のち10.3%
うみのこ6.9%
こまご6.9%
こども3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは、むかし、かごからげていなくなったとり子孫しそんらであります。しかし、めくらぼしは、永久えいきゅうもりなかちかづくことができません。
めくら星 (新字新仮名) / 小川未明(著)
かれ阿曇の連等は、その綿津見の神の子宇都志日金拆うつしひがなさくの命の子孫のちなり。その底筒の男の命、中筒の男の命、上筒の男の命三柱の神は、すみの三前の大神一四なり。
然れどもおなじきことなることを別たずして、倶に天皇のみことのりままに、相たすけてさかふること無からむ。し今より以後のちちかひの如くならずば、身命いのちほろび、子孫うみのこ絶えむ。忘れじあやまたじ。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
われわれがけ継ぎ、子孫こまごへと伝えるべき純粋の国体観念、これをあきらかにしなければならぬのです、だが……ひじょうに悲しいのは、この国の民ならおよそ十歳にして知らなければならぬことを
菊屋敷 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
ここを以ちて今に至るまで、その子孫こども倭に上る日、かならずおのづからあしなへくなり。かれその老の所在ありかを能く見しめき。かれ其處そこ志米須しめす一〇といふ。