“傍系”の読み方と例文
読み方割合
ぼうけい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つまるところ、目賀野は本事件の主役ではなく、その傍系ぼうけいのドンキホーテみたところのある人物に過ぎないのだ。
鞄らしくない鞄 (新字新仮名) / 海野十三(著)
というのは、玄蕃允げんばのじょうの“中入り”による支隊の戦闘が、すでに全戦局を決し、総帥勝家の主力は、もはや傍系ぼうけい的なものでしかなくなっていたということだ。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかし、彼にとっては、飽くまで、中国攻略が経営の根幹こんかんであり、四国は、傍系ぼうけいにすぎない。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)