“我孫子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あびこ88.9%
がそんし11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我孫子あびこから利根川をひとつ越すと、こゝはもう茨城県で、上野から五十六分しかかゝらぬのだが、取手とりでといふ町がある。
居酒屋の聖人 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
布川ふかわから布佐ふっさへ、それから中峠なかびょうから我孫子あびこへ出て行く竜次郎の見込みで有ったので、市崎から、椎塚下しいづかした、畑や田の間の抜路々々と急いだので有った。
死剣と生縄 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
我孫子がそんしの『あびこ』を始めとし、木下もくかの『きおろし』、安食あんしよくの『あじき』、松崎まつざきの『まんざき』など、この佐原線には、難訓の驛名少なからず。湖北とて、支那めきたる驛名もあり。
三里塚の桜 (旧字旧仮名) / 大町桂月(著)