“木下”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きのした61.9%
こした23.8%
きおろし9.5%
もくか4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのとき、木下きのしたハルミという美しい女曲芸師が、大テントを出て、楽屋につかっている大型バスのほうへいそいでいました。
サーカスの怪人 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
その白樺は、ここからは一部が見えるだけで、木下こしたから仰いで見た感じとは遠いものであった。
烏帽子岳の頂上 (新字新仮名) / 窪田空穂(著)
押砂河岸に上る前に、木下きおろし河岸で朝早く売りに来た弁当を買った。それの刻みするめあたって腹痛を感じたとのみは思えなかった。
死剣と生縄 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
我孫子がそんしの『あびこ』を始めとし、木下もくかの『きおろし』、安食あんしよくの『あじき』、松崎まつざきの『まんざき』など、この佐原線には、難訓の驛名少なからず。湖北とて、支那めきたる驛名もあり。
三里塚の桜 (旧字旧仮名) / 大町桂月(著)