“誰方”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どなた98.0%
たあ0.7%
どちら0.7%
どっち0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(こゝまでお読みの皆さんは誰方どなたもさうお思ひになるでせう、私もさう思ひます、心の底から、艶子に同情せずには居られません。)
駒鳥の胸 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
誰方たあやみせえが。」
奥間巡査 (新字旧仮名) / 池宮城積宝(著)
二人は話もせず一緒に連れ立つて歩かうともしないで、他人のよそよそしさで歩き、誰方どちらも振り返ることはしなかつた。
神のない子 (旧字旧仮名) / 室生犀星(著)
誰方どっちが失敬だ……アラあんな事言ッたら故意わざ愚頭々々ぐずぐずしているよ。チョッ、ジレッタイネー、早々さっさとしないと姉さん知らないからい」
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)