神のない子かみのないこ
ミツは雨戸に鍵をかけて出かけたが、その前に勘三も仕事に出かけた。 あん子は晝まで表に出て、土橋の石に日の當る光の加減を見て、母親が食事の用意に歸つて來るすがたを、町端れから、町の方に眺めた。ミツは雨戸を開けあん子に飯を食べさせ、自分も食べ、 …