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杓
ふりがな文庫
“杓”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
しゃく
57.1%
ひしゃく
14.3%
しやく
9.5%
ひさご
4.8%
く
4.8%
しゃ
4.8%
すく
4.8%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しゃく
(逆引き)
「お連れさんがそこへ来ていらっしゃいやすよ。」と言ってその顎を
杓
(
しゃく
)
った。その時にお増が後を振り
顧
(
かえ
)
った。磯野も振り顧った。
足迹
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
杓(しゃく)の例文をもっと
(12作品)
見る
ひしゃく
(逆引き)
鍬
(
くわ
)
の先に
掘
(
ほ
)
り
崩
(
くず
)
された
蟻群
(
ぎぐん
)
の一匹のごとく蠢めいている。
杓
(
ひしゃく
)
の水を
喰
(
くら
)
った
蜘蛛
(
くも
)
の子のごとく蠢めいている。いかなる人間もこうなると駄目だ。
趣味の遺伝
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
杓(ひしゃく)の例文をもっと
(3作品)
見る
しやく
(逆引き)
一人で山を下りられるか、あそこから眞直ぐの一本道だといつたから、あん子は顎を
杓
(
しやく
)
つて見せて判つた意味を現はした。
神のない子
(旧字旧仮名)
/
室生犀星
(著)
杓(しやく)の例文をもっと
(2作品)
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ひさご
(逆引き)
「
垣衣
(
しのぶぐさ
)
さん。お前に汐汲みをよさせて、柴を苅りにやるのだそうで、わしは道具を持って来た。代りに桶と
杓
(
ひさご
)
をもらって往こう」
山椒大夫
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
杓(ひさご)の例文をもっと
(1作品)
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く
(逆引き)
敵娼
(
あいかた
)
はいずれもその傍に附き添い、水を
杓
(
く
)
んでやる、掛けてやる、善吉の目には羨ましく見受けられた。
今戸心中
(新字新仮名)
/
広津柳浪
(著)
杓(く)の例文をもっと
(1作品)
見る
しゃ
(逆引き)
「誰が見るものかね。踊よりか、町で買った、擂粉木とこの
杓
(
しゃ
)
もじをさ、お前さんと私とで、持って
歩行
(
ある
)
いた方がよっぽどおかしい。」
貝の穴に河童の居る事
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
杓(しゃ)の例文をもっと
(1作品)
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すく
(逆引き)
それを使わないと、他のものでは承知しない。調和しない。茶杓は茶が
杓
(
すく
)
えたらよいというだけじゃないと分って、そこでなにもかも詮議して来る。
書道と茶道
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
杓(すく)の例文をもっと
(1作品)
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“杓(
柄杓
)”の解説
柄杓(ひしゃく)は水や汁物を掬うための道具。柄がついた器状をしている。
(出典:Wikipedia)
杓
漢検準1級
部首:⽊
7画
“杓”を含む語句
杓子
柄杓
肥柄杓
玉杓子
杓子定規
茶杓
一杓
杓子面
茶柄杓
馬柄杓
杓文字
干杓
一杓子
竹柄杓
水柄杓
湯柄杓
網杓子
小柄杓
柄杓子
杓柄
...
“杓”のふりがなが多い著者
小栗風葉
室生犀星
南部修太郎
徳田秋声
柳田国男
夏目漱石
泉鏡花
田中貢太郎
吉川英治
森鴎外