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杓
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ひしゃく
ふりがな文庫
“
杓
(
ひしゃく
)” の例文
鍬
(
くわ
)
の先に
掘
(
ほ
)
り
崩
(
くず
)
された
蟻群
(
ぎぐん
)
の一匹のごとく蠢めいている。
杓
(
ひしゃく
)
の水を
喰
(
くら
)
った
蜘蛛
(
くも
)
の子のごとく蠢めいている。いかなる人間もこうなると駄目だ。
趣味の遺伝
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
祈がすむと起ちあがって、傍にあった水桶から
杓
(
ひしゃく
)
を取り、その水を一口飲んで人形に吹きかけた。人形は人の形をしたのと牛の形をしたのとであった。
蕎麦餅
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
そこへ他の夜叉が湯気の立っている湯を盛った大きな
杓
(
ひしゃく
)
を持ってきた。譔はあの湯をどうするだろうと思って見ていた。夜叉は男の傍へ往って裂かれた腹の上へ杓を持って往き、それを傷口へ注いだ。
令狐生冥夢録
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
“杓(
柄杓
)”の解説
柄杓(ひしゃく)は水や汁物を掬うための道具。柄がついた器状をしている。
(出典:Wikipedia)
杓
漢検準1級
部首:⽊
7画
“杓”を含む語句
杓子
柄杓
肥柄杓
玉杓子
杓子定規
茶杓
一杓
杓子面
茶柄杓
馬柄杓
杓文字
干杓
一杓子
竹柄杓
水柄杓
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柄杓子
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