“茶杓”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちゃしゃく87.5%
ちやしやく12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また、お茶の世界になじんでいる人々は、ここに掲げたような墨蹟や、あるいは遠州作の茶杓ちゃしゃく花入れを思い浮べる人も多かろう。
遠州の墨蹟 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
姉妹は十二三のころから茶の稽古を始め、妹のなかはすぐに飽きたが、さわはいまでも師匠についてい、茶筅や茶杓ちゃしゃくの作りかたも覚えた。
榎物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
釜のふたの置き場所から、茶杓ちやしやくの柄の持ち方にいたるまで、きちんと方式が定まつてゐて、それを定められた通りに再現することによつて、方式それみづからの持つ不思議な力は
侘助椿 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)