“ひしゃく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
柄杓92.1%
2.1%
干杓1.4%
杓柄1.4%
柄酌1.4%
杞杓0.7%
桶杓0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その声は、お雪に違いありませんが、その姿は、純白な笠に、純白の笈摺に、そうして銀のような柄杓を携えた巡礼姿であります。
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
祈がすむと起ちあがって、傍にあった水桶からを取り、その水を一口飲んで人形に吹きかけた。人形は人の形をしたのと牛の形をしたのとであった。
蕎麦餅 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
「非常においしいです。僕は味噌汁と云うものは、塩が辛くなきゃ湯を飲むような味の無いものだとばかり思うたです。今、貴女、干杓に二杯入れたですね。あれは汁を旨く喰わせる禁厭ですかね。」
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
娘は杓柄を武士の手に渡すと、それを受取った武士は、墓に水を注いで
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
ところが、哀れな鉄さんは、卑屈をいやしまず貧乏を鼻白んだ。彼は何時までもウジウジんでいた。祖母はらなくなったと見えて台所口へゆくと柄酌に水をくんで鉄さんの頭からあびせかけた。
杞杓の水をかけては、一杯一杯泥を洗い落している、共稼ぎらしい男女もある、穂高山と乗鞍岳は、窓から始終仰がれていたが、灰の(焼岳)は、その中間にまって、しゃがんでいるかして
谷より峰へ峰より谷へ (新字新仮名) / 小島烏水(著)
肥溜桶があった。の死骸がの色にれて泡をっていた。桶杓んだ襤褸の浮島に刺さって居た。陀堀多はその柄を取上げた。あたり四方へ力一ぱい撒いた。
百喩経 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)