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ひしゃく
ふりがな文庫
“ひしゃく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
柄杓
92.2%
杓
2.1%
干杓
1.4%
杓柄
1.4%
柄酌
1.4%
杞杓
0.7%
桶杓
0.7%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
柄杓
(逆引き)
その声は、お雪に違いありませんが、その姿は、純白な笠に、純白の
笈摺
(
おいずる
)
に、そうして銀のような
柄杓
(
ひしゃく
)
を携えた巡礼姿であります。
大菩薩峠:27 鈴慕の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
ひしゃく(柄杓)の例文をもっと
(50作品+)
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杓
(逆引き)
祈がすむと起ちあがって、傍にあった水桶から
杓
(
ひしゃく
)
を取り、その水を一口飲んで人形に吹きかけた。人形は人の形をしたのと牛の形をしたのとであった。
蕎麦餅
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
ひしゃく(杓)の例文をもっと
(3作品)
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干杓
(逆引き)
「非常においしいです。僕は味噌汁と云うものは、塩が辛くなきゃ湯を飲むような味の無いものだとばかり思うたです。今、貴女、
干杓
(
ひしゃく
)
に二杯入れたですね。あれは汁を旨く喰わせる
禁厭
(
まじない
)
ですかね。」
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ひしゃく(干杓)の例文をもっと
(2作品)
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▼ すべて表示
杓柄
(逆引き)
娘は
杓柄
(
ひしゃく
)
を武士の手に渡すと、それを受取った武士は、墓に水を注いで
大菩薩峠:22 白骨の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
ひしゃく(杓柄)の例文をもっと
(2作品)
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柄酌
(逆引き)
ところが、哀れな鉄さんは、卑屈をいやしまず貧乏を
鼻白
(
はなじろ
)
んだ。彼は
何時
(
いつ
)
までもウジウジ
屈
(
かが
)
んでいた。祖母は
堪
(
たま
)
らなくなったと見えて台所口へゆくと
柄酌
(
ひしゃく
)
に水をくんで鉄さんの頭からあびせかけた。
旧聞日本橋:03 蕎麦屋の利久
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
ひしゃく(柄酌)の例文をもっと
(2作品)
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杞杓
(逆引き)
杞杓
(
ひしゃく
)
の水をかけては、一杯一杯泥を洗い落している、共稼ぎらしい男女もある、穂高山と乗鞍岳は、窓から始終仰がれていたが、灰の
主
(
ぬし
)
(焼岳)は、その中間に
介
(
はさ
)
まって、しゃがんでいるかして
谷より峰へ峰より谷へ
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
ひしゃく(杞杓)の例文をもっと
(1作品)
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桶杓
(逆引き)
肥溜
(
こえだめ
)
桶があった。
鼬
(
いたち
)
の死骸が
燐
(
りん
)
の色に
爛
(
ただ
)
れて泡を
冠
(
かぶ
)
っていた。
桶杓
(
ひしゃく
)
が
膿
(
う
)
んだ
襤褸
(
ぼろ
)
の浮島に刺さって居た。陀堀多はその柄を取上げた。あたり四方へ力一ぱい撒いた。
百喩経
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
ひしゃく(桶杓)の例文をもっと
(1作品)
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