“笈摺”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
おいずる55.0%
おいずり25.0%
おひずり10.0%
おひずる10.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“笈摺”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸3.2%
芸術・美術 > スポーツ・体育 > 戸外レクリエーション1.4%
歴史 > 地理・地誌・紀行 > 日本1.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
笈摺おいずるも古ぼけて、旅窶たびやつれのした風で、白の脚絆きゃはんほこりまぶれて狐色になっている。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
笈摺おいずる菅笠すげがさと言えば、きまった巡礼の扮装いでたちで、絵本のも、芝居で見るのも、実際と同じ姿でございます。
甲乙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
中に荒縄の太いので、笈摺おいずりめかいて、ともした角行燈かくあんどんになったのは天狗である。
茸の舞姫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その反対の角隅には、道者の笈摺おいずりを枕元に据えて、人一人が布団を冠って臥ておりました。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
うすの、かじかんだお盥結たらひむすびで、えり手拭てぬぐひいてる、……きたな笈摺おひずりばかりをにして
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「アイ、笈摺おひずりもな、兩親ふたおやのある子やゆゑ兩方はあかね染……」の一段になつて、予も始めて、はつと幻想の世界に落ち込んだやうな心持がした。
京阪聞見録 (旧字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
初旅はつたび笈摺おひずるすがたすずふりて、
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
笠ははね飛ばされて、月代さかやきの青い地頭が出て居りますが、白粉を塗つて、引眉毛、眼張りまで入れ、手甲、脚絆から、笈摺おひずるまで、芝居の巡禮をそのまゝ、此上もない念入りの扮裝こしらへです。