“申達”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんたつ80.0%
しんだつ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一通り取調べて奉行附の用人へ申達しんたつして、吟味与力へ引渡し、下調したしらべをいたします、これが只今の予審で、それから奉行へ申立てゝ本調になるという次第でございます。
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
と、伯耆守から申達しんたつした老中の報告を聞いて、暫く、感動の中に脣をむすんでいたという。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
先年某濱奉行勤役中きんやくちうにて笈摺おひづるかさ衣類は缺所藏けつしよぐらの二階のすみへ上置候へば當時たうじの濱奉行淺山あさやまごん九郎へ申談じ差上申べしと其旨そのむね濱奉行へ申達しんだつし右の品々を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
申達しんだつせらるゝに伊豆守殿も捨置すておかれずと御評議ひやうぎの上小石川御館おやかたへ此段申上られける此時このとき中納言綱條卿思召おぼしめさるゝ樣奉行越前病氣びやうきとゞけ致せしは自ら紀州表へ取調とりしらべに參し者かたゞしは家來を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)