申達しんたつ)” の例文
一通り取調べて奉行附の用人へ申達しんたつして、吟味与力へ引渡し、下調したしらべをいたします、これが只今の予審で、それから奉行へ申立てゝ本調になるという次第でございます。
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
と、伯耆守から申達しんたつした老中の報告を聞いて、暫く、感動の中に脣をむすんでいたという。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
要するに、登子の行方は、皆目かいもく不明というしかない。——さればとて、生死なにかの確証でもあげぬかぎり、たんに「……わかりません」とは、都の高氏へ申達しんたつのしようもなかった。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、侍側から申達しんたつした。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)