“鼬”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
いたち99.4%
イタチ0.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は曲り角の黒板塀くろいたべいの所でちょっと立ちどまっていたちのように津田をふり返ったまま、すぐ小さい姿を小路こうじのうちに隠した。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
彼の頭は嫁菜よめなの汁で染められた藍色あいいろからむしきれを巻きつけ、腰には継ぎ合したいたちの皮がまとわれていた。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
まるでいたちごっこのような複雑多岐の有様で、作者もいささか唖然とするのだが、この分では村雲笑子の方だって何をしているか知れたもんじゃない。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
由来、古い櫓や天主閣の頂上には年古る猫やいたちその他の獣が棲んでいることがあるから、それらを混じて小坂部の怪談を作り出したのかも知れない。
小坂部伝説 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
その晩三輪の萬七は、子分のお神樂かぐらの清吉始め、多勢の下つ引を狩り出して怪盜いたち小僧を、向柳原の一角に追ひ込んでしまつたのです。
所謂「木津や難波の橋の下」と謡れた、イタチ川といふ境川一つを隔てゝ、南区難波、即、元の難波村と続いてゐる。
折口といふ名字 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)