“羆”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひぐま73.7%
15.8%
あかぐま5.3%
しぐま5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
隅の階子段はしごだんて空ざまに髯をしごいた。見よ、下なる壁に、あのひぐまの毛皮、おおいなる筒袖の、抱着いたごとく膠頽べたりとして掛りたるを——
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
古昔むかしそう文帝ぶんていころの中書學生に盧度世ろとせいと云者あり崔浩さいかうの事に坐し亡命にげ高陽かうやうの鄲羆の家に竄る官吏やくにんの子をとらへて之を掠治たゞす其子をいましめて曰君子は身を殺てじん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
北海道ほつかいどうくまは、みんなあかぐま種類しゆるい内地ないちんでゐるくまとはちがひます。からだ全體ぜんたいくろかほだけが茶色ちやいろのや、かたからむねしろまだらのあるのもゐます。木登きのぼりも水泳みづおよぎも非常ひじよう上手じようずです。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
御承知かしらねえが、熊の皮には二十八通りあって、価格ねだんもいろいろあるが、これは北海道のしぐまの皮だ。