“羊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひつじ90.0%
しつち3.3%
やう3.3%
シープ3.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
チョウのかたいせなかにあたる、この上では、ひつじや牛や子馬が、ぶらぶらしているだけで、鳥にしても、ナベゲリとチドリが住んでいるっきりさ。
しばらくするといま其奴そやつ正面しやうめんちかづいたなとおもつたのが、ひつじ啼声なきごゑになる。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
この習慣しゅうかんやつがさせてしまう、はやえば彼等かれらあだかも、にわってひつじ
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
「さあ、先生、それじゃお気の毒でも、いっしょにきてもらいましょうか」屠所としょにひかれるひつじとは、このときの机博士のようなのをいうのであろう。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
世間の批評が我々の行為を抑制することは、あたかもひつじの群れを監督するために羊犬シェファードドッグを付けるがごとくである。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
しつち飼ふ童もありや
枯草 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
明星のゆふべはやがて月の夜となりぬ。ホテルの下に泉あり。清冽の水滾々と湧き、小川をなして流る。甕の婦人来り、牧夫来り、ぎうやう駱駝らくだ、首さしのべて月下に飲む。
「牧場はいいですよ。月寒つきさっぷの牧場は、雄大でシープがいて。ええ、行って来ました。向うに野幌のっぽろの原始林が見えましてね。それに地平線までが緑ですからね。もっとも月寒の夕方がいいそうです。夕日の頃が、シープを追って帰る頃が、まるで日本ではありませんよ。」
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)