“小羊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こひつじ90.9%
ラム9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私の義務として恐らくは神の小羊こひつじ一匹ひとつであつたかも知れぬこの娘が、實は一人の墮落もの——眞の羊の群に屬する者ではなく、明らかに僞者にせものであり
小羊こひつじのような、しろくもが、んでいくのを見送みおくりながら、三にんは、おもおもいに、おじさんのはなしいていました。
こま (新字新仮名) / 小川未明(著)
小羊ラムの皮を柔らかになめして、木賊色とくさいろの濃き真中に、水蓮すいれんを細く金にえがいて、はなびらの尽くるうてなのあたりから、直なる線を底まで通して、ぐるりと表紙の周囲をまわらしたのがある。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)