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水蓮
ふりがな文庫
“水蓮”の読み方と例文
読み方
割合
すいれん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すいれん
(逆引き)
「池の
水蓮
(
すいれん
)
は、今年はまあ、三十二も咲きましたよ。」祖母の大声は、便所まで聞える。「
嘘
(
うそ
)
でも何でも無い、三十二咲きましたてば。」
帰去来
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
彼らはかたときも
他
(
た
)
からはなれることなく、
水蓮
(
すいれん
)
のそばをすぎたり、ふきあげのしぶきの下をくぐったりした。そのしぶきの中には美しい
虹
(
にじ
)
が
夢
(
ゆめ
)
のようにうかんでいた。
おしどり
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
小羊
(
ラム
)
の皮を柔らかに
鞣
(
なめ
)
して、
木賊色
(
とくさいろ
)
の濃き真中に、
水蓮
(
すいれん
)
を細く金に
描
(
えが
)
いて、
弁
(
はなびら
)
の尽くる
萼
(
うてな
)
のあたりから、直なる線を底まで通して、ぐるりと表紙の周囲を
回
(
まわ
)
らしたのがある。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
水蓮(すいれん)の例文をもっと
(7作品)
見る
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
蓮
漢検準1級
部首:⾋
13画
“水”で始まる語句
水
水際
水底
水溜
水上
水面
水晶
水嵩
水車
水瓶
“水蓮”のふりがなが多い著者
徳田秋声
太宰治
夏目漱石
新美南吉