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小羊
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こひつじ
ふりがな文庫
“
小羊
(
こひつじ
)” の例文
私の義務として恐らくは神の
小羊
(
こひつじ
)
の
一匹
(
ひとつ
)
であつたかも知れぬこの娘が、實は一人の墮落もの——眞の羊の群に屬する者ではなく、明らかに
僞者
(
にせもの
)
であり
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
小羊
(
こひつじ
)
のような、
白
(
しろ
)
い
雲
(
くも
)
が、
飛
(
と
)
んでいくのを
見送
(
みおく
)
りながら、三
人
(
にん
)
は、
思
(
おも
)
い
思
(
おも
)
いに、おじさんの
話
(
はなし
)
を
聞
(
き
)
いていました。
こま
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
イエス彼に云ひけるは、「ユダよ。我誠に
爾
(
なんぢ
)
を知る。爾は
荒野
(
あらの
)
の
獅子
(
しし
)
よりも強し。
但
(
ただ
)
小羊
(
こひつじ
)
の心を忘るる
勿
(
なか
)
れ。」ユダ、イエスの言葉を悦べり。されどその意味を
覚
(
さと
)
らざりき。
LOS CAPRICHOS
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
牧羊者
(
ひつじかい
)
が羊の
群
(
むれ
)
を
導
(
みちび
)
いて川を渡るに、先ず
小羊
(
こひつじ
)
を
抱
(
だ
)
いて渡ると
親羊
(
おやひつじ
)
が
跟
(
つ
)
いて渡ると云う例をひいて、次郎少年の死は神が其父母
生存者
(
せいぞんしゃ
)
を
導
(
みちび
)
かん為の死である、と牧師は云うた。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
美しい殿堂、毛皮の
幕屋
(
ばくや
)
、祭壇で
小羊
(
こひつじ
)
がたかれています……広い
沙漠
(
さばく
)
、日が沈みました。
剣侠受難
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
▼ もっと見る
と「
小羊
(
こひつじ
)
漫言」に『早稲田文学』の総帥坪内逍遥は書いたが、おとめ問題での美妙の反駁文には手厳しかった。「小説家は実験を名として不義を行うの権利ありや」という表題で
仮借
(
かしゃく
)
なくやった。
田沢稲船
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
日出雄少年
(
ひでをせうねん
)
は
特更
(
ことさら
)
に
子供心
(
こどもごゝろ
)
の
愉快
(
ゆくわい
)
で
愉快
(
ゆくわい
)
で
堪
(
たま
)
らない、
丁度
(
ちやうど
)
牧塲
(
まきば
)
に
遊
(
あそ
)
ぶ
小羊
(
こひつじ
)
のやうに
其處此處
(
そここゝ
)
となく
飛
(
と
)
んで
歩
(
ある
)
いて、
折々
(
をり/\
)
私
(
わたくし
)
の
側
(
そば
)
へ
走
(
はし
)
つて
來
(
き
)
ては
甲板
(
かんぱん
)
の
上
(
うへ
)
に
裝置
(
さうち
)
された
樣々
(
さま/″\
)
の
船具
(
せんぐ
)
について
疑問
(
ぎもん
)
を
起
(
おこ
)
し
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
くちぶえに
小羊
(
こひつじ
)
よびて鞭ふりて
牧場
(
まきば
)
に成りし歌のふしとる
恋衣
(新字旧仮名)
/
山川登美子
、
増田雅子
、
与謝野晶子
(著)
春雨にゆふべの
宮
(
みや
)
をまよひ出でし
小羊
(
こひつじ
)
君
(
きみ
)
をのろはしの我れ
みだれ髪
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
埒
(
らち
)
にむれゐる
小羊
(
こひつじ
)
も
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
その
街
(
まち
)
にはそこを照らす太陽も月も、神の榮光が輝くが故に、また
小羊
(
こひつじ
)
はその光であるが故に要らないのであつた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
若し私が
小羊
(
こひつじ
)
を——私のいとしい小羊を——狼の穴のすぐ傍に
護
(
まも
)
りもなしに置いておいたら、私は輕率な羊飼だつたに違ひない。で、あなたは安全でしたね。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
羊
常用漢字
小3
部首:⽺
6画
“小”で始まる語句
小
小児
小径
小鳥
小僧
小言
小路
小遣
小刀
小父