“仮借”のいろいろな読み方と例文
旧字:假借
読み方割合
かしゃく97.7%
かしやく1.1%
カシヤク1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平次は仮借かしゃくしません。八五郎に手伝わせて押込むようにそれぞれの部署に就かせると、家の中はしばらく、死の寂寞せきばくが領しました。
彼れは自家の位地を占むることに於て毫末も仮借かしやくせざるなり、彼れは議論に負けたとか勝つたとか言ふことをすこぶる気にするなり。言ふことなかれ、是れ彼の短所なりと。
明治文学史 (新字旧仮名) / 山路愛山(著)
国中ノ一揆イツキ、スデニ敗亡イタシ、右往左往ニ、山々ヘ逃ゲノボリ候ヲ、仮借カシヤクナク山林マデ尋ネサガシ、男、女ノ隔テニ及バズ、斬ツテ捨ツベキノ旨、仰セ出ダサレ、八月十五日ヨリ十九日マデ
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)