“かしゃく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
仮借36.3%
呵責31.6%
苛責27.8%
呵嘖1.3%
禾尺0.9%
仮藉0.9%
掛錫0.9%
仮釈0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だが、それは安穏で無事な生活の中にいて、現実の仮借なさを知らないからにすぎない。かれらのすぐ隣りにはべつの生活がある。
このものれが昼も夜も私を悩ました。昼はそのもの思いの呵責がひどいものであったし——夜となればこのうえもなかった。
……で、つい人様の口に乗り、さるお方の世話になったのが、そもそもこんな苛責と因果にしばられる間違いだったのでございました
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
むかし娘がいたが、父母に知らせずかに一人の青年に接した。青年は父母の呵嘖を恐れて、猶予のいろが見えた時に、娘が此歌を作って青年に与えたという伝説がある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
朝鮮にはもと才人禾尺などと云って、一種の賤まれた人民があったが、世宗王の時彼らの区別を廃し、これを普通民と同じくする為に、これを「白丁」と呼ばしめた。
生活はいつも酷薄できびしくかの仮藉もない、そのあいだにあっていかに彼らが仕事に対する情熱の純粋さを保ったか、いかに自分の良心の誤りなさを信じたか
柳橋物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
私は掛錫を願いに行くのじゃない。天主教の坊さんと問答をしにやって来たのだ。
上海游記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
(略)菩薩薩摩の薩は字原なり博愛堂『集古印譜』に薩摩国印は薛……とあり訳経師仮釈にて薛に二点添付したるを元明より産の字に作り字典は薩としあるなり唐には決して産に書せず云々
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)