“かしやく”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:カシヤク
語句割合
呵責42.9%
假借28.6%
苛責25.7%
仮借2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
従類じうるゐ眷属けんぞくりたかつて、げつろしつさいなむ、しもと呵責かしやく魔界まかい清涼剤きつけぢや、しづか差置さしおけば人間にんげん気病きやみぬとな……
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
平次は假借かしやくしません。八五郎に手傳はせて押込むやうにそれ/″\の部署にかせると、家の中は暫く、死の寂寞せきばくが領しました。
うゑ苛責かしやくとに疲れ果てて、最早助けを呼ぶ力もなく、僅かに顏を擧げて夢心地に、灯をかざしてゐる救ひの手の、誰彼の顏を眺めるのでした。
彼れは自家の位地を占むることに於て毫末も仮借かしやくせざるなり、彼れは議論に負けたとか勝つたとか言ふことをすこぶる気にするなり。言ふことなかれ、是れ彼の短所なりと。
明治文学史 (新字旧仮名) / 山路愛山(著)