“清涼剤”の読み方と例文
旧字:清涼劑
読み方割合
きつけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
従類じうるゐ眷属けんぞくりたかつて、げつろしつさいなむ、しもと呵責かしやく魔界まかい清涼剤きつけぢや、しづか差置さしおけば人間にんげん気病きやみぬとな……
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
画家 (肩を抱く)ウイスキーです——清涼剤きつけに——一体、これはどうした事です。
山吹 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
若衆は清涼剤きつけを飲んだように気が変って、今まで傍目わきめらずにいましたひきがえるの虹を外して、フト前途むこうを見る、と何と、一軒家のかどを離れた、峠の絶頂、馬場の真中まんなか背後うしろへ海のような蒼空あおぞらを取廻して
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)