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蟇
ふりがな文庫
“蟇”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
がま
53.0%
ひき
22.3%
ひきがえる
17.5%
ひきがへる
5.4%
かえる
0.6%
かへる
0.6%
がえる
0.6%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
がま
(逆引き)
杖の柄に僕は劇しく両肱を組み肱の上には不遜な肩を鋭く張つて、
蟇
(
がま
)
の形にのめり出しながら、憎々しげに隅の一方を凝視めてゐた。
海の霧
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
蟇(がま)の例文をもっと
(50作品+)
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ひき
(逆引き)
老婆は、片手に、まだ死骸の頭から奪った長い抜け毛を持ったなり、
蟇
(
ひき
)
のつぶやくような声で、口ごもりながら、こんな事を云った。
羅生門
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
蟇(ひき)の例文をもっと
(37作品)
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ひきがえる
(逆引き)
まったく無音無色のなかに無神経な冬眠をジッとつづけている
蟇
(
ひきがえる
)
みたいなものです。蟇といわなければ神様のような人間になっている。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
蟇(ひきがえる)の例文をもっと
(29作品)
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▼ すべて表示
ひきがへる
(逆引き)
下谷青石横丁
(
したやあをいしよこちやう
)
の、晝間も大きな
蟇
(
ひきがへる
)
が出て來て蚊を吸つてゐるやうな、古い庭のある、眞つ暗な家に祖母と二人住んでゐて、
硫黄仙人
(
いわうせんにん
)
とあだなされる
日本橋あたり
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
蟇(ひきがへる)の例文をもっと
(9作品)
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かえる
(逆引き)
そのトリフォンという牧師は、ルアンの近くのサン・ジョルジュ・ド・ボシェルヴィルの修道院に埋められたが、その墓からはただ
蟇
(
かえる
)
が生じたのみだった。
レ・ミゼラブル:05 第二部 コゼット
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
蟇(かえる)の例文をもっと
(1作品)
見る
かへる
(逆引き)
野口
米次郎
(
よねじらう
)
氏は「
蟇
(
かへる
)
を食べるのは、その唄をも食べるといふ事だ。七面鳥を頬張るのは、その夢をも頬張るといふ事だ。」
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
蟇(かへる)の例文をもっと
(1作品)
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がえる
(逆引き)
彼の大嫌いな大きなイボ
蟇
(
がえる
)
であった。
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
蟇(がえる)の例文をもっと
(1作品)
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蟇
漢検1級
部首:⾍
16画
“蟇”の関連語
蝦蟇
“蟇”を含む語句
蝦蟇
蟇蛙
蟇六
蟇口
蝦蟇口
蟇目
蝦蟇仙人
大蝦蟇口
蟇田素藤
大蟇
蝦蟇法師
蝦蟇出
蝦蟇陵下
蟇公
蟇口型
蟇然
蟇股
蝦蟇図経
内蟇
笠懸蟇目
...
“蟇”のふりがなが多い著者
吉川英治
ロマン・ロラン
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小栗虫太郎
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国枝史郎
泉鏡太郎
葉山嘉樹