“蝦蟇仙人”の読み方と例文
読み方割合
がませんにん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これがすなわち美術協会の新古展覧会の第一回で、明治十七年のことでありました。その時私は白檀びゃくだん蝦蟇仙人がませんにんを彫って出品しました。
と思いながら、軽蔑の眼をもって周囲あたりの安造作を見廻している中に、床の間の掛物に注意を惹かされた。蝦蟇仙人がませんにんの大幅だった。
負けない男 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
仏頂寺弥助は、その翌日、蝦蟇仙人がませんにんを描いた床の間に柱を背負って坐り込み、こんなことをいいました
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)