“白檀”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
びゃくだん65.7%
びやくだん28.6%
びやくたん5.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「キャラコ」のキャラは、白檀びゃくだん、沈香、伽羅きゃらの、あのキャラではない。キャラ子はキャラコ、金巾かなきんのキャラコのことである。
キャラコさん:01 社交室 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
いたずらにかきをからみし夕顔の暮れ残るを見ながら白檀びゃくだんの切りくず蚊遣かやりにきて是も余徳とありがたかるこそおかしけれ。
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
それでその売価はというと、これが不思議な位のことで、観音は大きさが一尺で、材は白檀びゃくだん、充分に手間をかけた念入りの作。
タパをまとった者、パッチ・ワークを纏った者、粉をふった白檀びゃくだんを頭につけた者、紫の花弁を頭一杯に飾った者…………
光と風と夢 (新字新仮名) / 中島敦(著)
金箔きんぱく銀箔瑠璃るり真珠水精すいしょう以上合わせて五宝、丁子ちょうじ沈香じんこう白膠はくきょう薫陸くんろく白檀びゃくだん以上合わせて五香
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
金箔銀箔瑠璃真珠水精すゐしやう以上合せて五宝、丁子ちやうじ沈香ぢんかう白膠はくきやう薫陸くんろく白檀びやくだん以上合せて五香
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
「それは旦那のでございます。白檀びやくだんとか沈香ぢんかうとかの入つた、長い/\カンカンの線香がお好きで、半ときいぶつて居ると御自慢にして居ました」
ぢん白檀びやくだん、松脂等が吾人に或感を起さしむるのも、決して因襲習慣より來る聯想によるのみでは有るまい。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
念のために鼻へ持つて行つて嗅ぐと、プーンと白檀びやくだんの匂ひ、平次は容易ならぬものを感じます。
白檀びやくだんのけむりこなたへ絶えずあふるにくき扇をうばひぬるかな
みだれ髪 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
白檀びやくたんの峰越えて、
信姫 (新字旧仮名) / 末吉安持(著)
白檀びやくたんほのにくゆり
焔の后 (新字旧仮名) / 末吉安持(著)