日本橋あたりにほんばしあたり
その時分、白米の價が、一等米圓に七升一合、三等米七升七合、五等米八升七合。お湯錢が大人二錢か一錢五厘といふと、私は、たいした經濟觀念の鋭い小娘であつたやうであるが、お膳の前へ坐ると、頂きますとお辭儀をするし、お終ひになると、御馳走さまといつ …
作品に特徴的な語句
背丈たけ みん たべ とぼ つか 年少ちひ 海底うみのそこ ひきがへる 女性ひと もつとも 年少ねんせう 不幸ふしあはせ 遺孤ゐこ たう 腹合はらあは 地味ぢみ 場所ところ 祭禮おまつり 洋燈らんぷ りん 縁縫ふちぬ 木魚もくぎよ 深窓しんさう 人浚ひとさらひ すぐ 秀調しうてう 筆立ふでたて 母方はゝかた 際物きはもの しづく うなづ 一脈いちみやく 八端はつたん 大國たいこく すぐ ひと 人物ひと 尾羽をは 丸帶まるおび 先代せんだい 圖柄づがら 自宅うち 落度おちど 薄雨うすさめ 四邊あたり あがな 車夫くるまや 辭儀じぎ 君方きみがた 勿體もつたい 出額でこ 雲鬢うんびん かしら 八釜やかま くび 年齡とし 微祿びろく 店藏みせくら 幾振いくふり 果敢はか 柄頭つかがしら 歸途かへり 人夫にんぷ あたひ 氣概きがい 大人おとな 派手はで 流行はや 片側かたがは 現今いま 當字あてじ 祝酒いはひざけ 大書たいしよ 大家たいけ 糠星ぬかぼし