“秀調”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅうちょう85.7%
しうてう14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
年増役には先代の坂東秀調しゅうちょうが控えているという形勢となっているので、帰り新参の源之助をるる余地もなかったのである。
源之助の一生 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
せん団十郎だんじゅうろう菊五郎きくごろう秀調しゅうちょうなぞも覚えています。私がはじめて芝居を見たのは、団十郎が斎藤内蔵之助さいとうくらのすけをやった時だそうですが、これはよく覚えていません。
文学好きの家庭から (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
戰爭劇も澤山あつたが、私は明治座でやつた、先代せんだい左團次さだんじ秀調しうてうの夫婦別れを思出す。これは際物きはものではあつても、チヤンとしたものだと思つてゐる。
日本橋あたり (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
左團次さだんじの熱演と、秀調しうてうの好技とともに、よい印象を與へてくれた。
日本橋あたり (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)