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『文学好きの家庭から』
ふりがな文庫
『
文学好きの家庭から
(
ぶんがくずきのかていから
)
』
私の家は代々お奥坊主だったのですが、父も母もはなはだ特徴のない平凡な人間です。父には一中節、囲碁、盆栽、俳句などの道楽がありますが、いずれもものになっていそうもありません。母は津藤の姪で、昔の話をたくさん知っています。そのほかに伯母が一人い …
著者
芥川竜之介
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「文章倶楽部」1918(大正7)年1月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約2分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
先
(
せん
)
誰
(
だれ
)
今日
(
こんにち
)
伯母
(
おば
)
姪
(
めい
)
家
(
うち
)
桟敷
(
さじき
)
津藤
(
つとう
)
秀調
(
しゅうちょう
)
花道
(
はなみち
)