“秀麗”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅうれい50.0%
かほよき10.0%
みやびやか10.0%
うつく10.0%
かおよき10.0%
しうれい10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
長篠ながしのまでは出馬したが、富士の神容しんようには接していなかったし、参州吉良さんしゅうきらまで鷹狩たかがりに出向いたこともあるが、ついぞ富嶽ふがく秀麗しゅうれいは仰いでいない。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かれがさがみだりなる物にて、二八二牛とつるみてはりんみ、馬とあひては竜馬りようめを生むといへり。二八三此のまどはせつるも、はたそこの秀麗かほよき二八四たはけたると見えたり。
二一吉備津きびつ神主かんざね香央造酒かさだみき女子むすめは、うまれだち秀麗みやびやかにて、父母にもよく仕へ、かつ歌をよみ、二二ことたくみなり。
かつて、雑誌『明星みょうじょう』の五人の女詩人、鳳晶子おおとりあきこ、山川登美子、玉野花子、茅野雅子ちのまさこと並んで秀麗うつくしいひとであって、玉琴たまごとの名手と聞いていた人の名をいって見た。
朱絃舎浜子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
「邪神は年経としへたるおろちなり、かれがさがみだらなる物にて、牛とつるみてはりんを生み、馬とあいては竜馬りゅうめを生むといえり、このまどわせつるも、はた、そこの秀麗かおよきたわけたると見えたり」と云っていましめた。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
打越金彌は、その秀麗しうれいにさへ見える額に、皺を寄せて見せるのです。