“鳳晶子”の読み方と例文
読み方割合
おおとりあきこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かつて、雑誌『明星みょうじょう』の五人の女詩人、鳳晶子おおとりあきこ、山川登美子、玉野花子、茅野雅子ちのまさこと並んで秀麗うつくしいひとであって、玉琴たまごとの名手と聞いていた人の名をいって見た。
朱絃舎浜子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
その心臓からぽたぽた落ちる血のしたたりがおのずから字になったように図案された「乱れ髪」という標題——文字に親しむ事の大きらいな葉子もうわさで聞いていた有名な鳳晶子おおとりあきこの詩集だった。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)