“鳳凰堂”の読み方と例文
読み方割合
ほうおうどう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
奥山閣から——花屋敷とよばれた中にあった、宇治の鳳凰堂ほうおうどうのような五層楼——凌雲閣をにらむ人に正直正太夫しょうじきしょうだゆう緑雨醒客りょくうせいきゃくのあるのも面白い。
田沢稲船 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
それが漸次変化して鳳凰堂ほうおうどう壁画のようになったということには、見のがし難い大問題が含まれているように思う。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
十世紀にできた宇治うじ鳳凰堂ほうおうどうには今もなお昔の壁画彫刻の遺物はもとより、丹精たんせいをこらした天蓋てんがい、金をき鏡や真珠をちりばめた廟蓋びょうがいを見ることができる。
茶の本:04 茶の本 (新字新仮名) / 岡倉天心岡倉覚三(著)