“鳳闕”の読み方と例文
読み方割合
ほうけつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その怨みを報ぜんために雷神となって都の空をあまがけり、鳳闕ほうけつに近づき奉ろうと思っている、此の事は既に梵天ぼんてん、四王、閻魔えんま帝釈たいしゃく、五道冥官みょうかん、司令、司録等の許しを得ているので
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
しかも実物の王よりは柴進のほうが、くつの運びまでが立派であった。東華門、正陽門の二衛府えふを通ると、内裏だいりもいわゆる鳳闕ほうけつのまぢかで、瑠璃るりのかわら、鴛鴦えんおう(おしどり)の池のさざなみ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鳳闕ほうけつの西、二条高倉に