“富嶽”の読み方と例文
新字:富岳
読み方割合
ふがく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まだ臨済寺の菊は晩節のにおい高く咲いていたが、府中の城下から仰ぐと、眉に迫るほど間近な富嶽ふがくは、真っ白な雪になっていた。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
白雲、黒雲、積雪、潰雪くわいせつ閃電せんでん、猛雷、是等のものを用役し、是等のものを使僕し、是等のものを制御して而して恒久不変に威霊を保つもの、富嶽ふがくよ、夫れ汝か。
富嶽の詩神を思ふ (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
星は光をうしないて夜暗く、鶯は哀歌を弾じて心をいたましむ、富嶽ふがくも今は余のものならで、かつて異郷に在りし時、モナドナックの倒扇形とうせんけいを見、コトパキシの高きを望みし時
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)