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富嶽
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ふがく
ふりがな文庫
“
富嶽
(
ふがく
)” の例文
新字:
富岳
まだ臨済寺の菊は晩節のにおい高く咲いていたが、府中の城下から仰ぐと、眉に迫るほど間近な
富嶽
(
ふがく
)
は、真っ白な雪になっていた。
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
白雲、黒雲、積雪、
潰雪
(
くわいせつ
)
、
閃電
(
せんでん
)
、猛雷、是等のものを用役し、是等のものを使僕し、是等のものを制御して而して恒久不変に威霊を保つもの、
富嶽
(
ふがく
)
よ、夫れ汝か。
富嶽の詩神を思ふ
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
星は光を
失
(
うしない
)
て夜暗く、鶯は哀歌を弾じて心を
傷
(
いた
)
ましむ、
富嶽
(
ふがく
)
も今は余のものならで、かつて異郷に在りし時、モナドナックの
倒扇形
(
とうせんけい
)
を見、コトパキシの高きを望みし時
基督信徒のなぐさめ
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
神田お茶の水の
昌平坂
(
しょうへいざか
)
は
駿河台
(
するがだい
)
岩崎邸門前
(
いわさきていもんぜん
)
の坂と同じく
万世橋
(
まんせいばし
)
を眼の下に
神田川
(
かんだがわ
)
を眺むるによろしく、
皀角坂
(
さいかちざか
)
(水道橋内駿河台西方)は牛込麹町の高台並びに
富嶽
(
ふがく
)
を望ましめ
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
長篠
(
ながしの
)
までは出馬したが、富士の
神容
(
しんよう
)
には接していなかったし、
参州吉良
(
さんしゅうきら
)
まで
鷹狩
(
たかがり
)
に出向いたこともあるが、ついぞ
富嶽
(
ふがく
)
の
秀麗
(
しゅうれい
)
は仰いでいない。
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“富嶽”の意味
《固有名詞》
富嶽 (ふがく)
富士山。
(出典:Wiktionary)
“富嶽”の解説
富嶽(ふがく)は、太平洋戦争中に日本軍が計画した、アメリカ本土爆撃を目的にした超大型戦略爆撃機である。名は富士山の別名にちなむ。その壮大な計画と飛行性能から、局地戦闘機『震電』とともにゲームや架空戦記に頻繁に登場する機体となっている。
(出典:Wikipedia)
富
常用漢字
小4
部首:⼧
12画
嶽
部首:⼭
17画
“富嶽”で始まる語句
富嶽卅六景
富嶽三十六景