“吉備津”の読み方と例文
読み方割合
きびつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「金毘羅はんでも、吉備津きびつツあんでも、參る/\いうてやはつて、ちよつとも拜みやはれへんのや。可笑をかしい人。」
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
二一吉備津きびつ神主かんざね香央造酒かさだみき女子むすめは、うまれだち秀麗みやびやかにて、父母にもよく仕へ、かつ歌をよみ、二二ことたくみなり。
これは備中の吉備津きびつ神社の境内にあって、家族に病人あるもの、ここに来たって祈祷きとうを請えば、その癒ゆるやいなやを、釜の鳴る声のいかんによって判断するのである。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)