吉備津きびつ)” の例文
「金毘羅はんでも、吉備津きびつツあんでも、參る/\いうてやはつて、ちよつとも拜みやはれへんのや。可笑をかしい人。」
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
二一吉備津きびつ神主かんざね香央造酒かさだみき女子むすめは、うまれだち秀麗みやびやかにて、父母にもよく仕へ、かつ歌をよみ、二二ことたくみなり。
これは備中の吉備津きびつ神社の境内にあって、家族に病人あるもの、ここに来たって祈祷きとうを請えば、その癒ゆるやいなやを、釜の鳴る声のいかんによって判断するのである。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
他所にもこの類の妄説をいい立て、悪事を行うこといろいろありと聞く。例えば、出雲大社の竜灯、備中吉備津きびつの宮の釜鳴かまなり等、鬼神の威光に託して、巫覡ふげき等の愚民を欺き、銭を求むるの術とす。
迷信解 (新字新仮名) / 井上円了(著)
吉備津きびつかま