“巫覡”のいろいろな読み方と例文

読み方	割合
ふげき	85.7%
かんなぎ	7.1%
ふけん	7.1%

ふげき

しかし今日では、首里・那覇ではトキユタ（巫覡（ふげき））という熟語を聞くのみでトキという言葉はほとんど死語となってしまいました。

ユタの歴史的研究 (新字新仮名) ／ 伊波普猷(著)

かんなぎ

いはば巫覡（かんなぎ）嚴（いか）らしく

泣菫詩抄 (旧字旧仮名) ／ 薄田泣菫(著)

ふけん

また巫覡（ふけん）に迷うべからず、衣服分限（ぶんげん）に従うべし、年少（わか）きとき男子と猥（な）れ猥れしくすべからず云々は最も可なり。

日本男子論 (新字新仮名) ／ 福沢諭吉(著)

“巫覡（巫）”の解説

巫（ふ、かんなぎ）は、巫覡（ふげき）とも言い、神を祀り神に仕え、神意を世俗の人々に伝えることを役割とする人々を指す。女性は「巫」、男性の場合は「覡」、「祝」と云った。「神和(かんな)ぎ」の意。
シャーマニズムによるシベリア、アメリカ原住民、アフリカなどにみられるシャーマンも同様である。
自らの身に「神おろし」をして神の言葉（神託）を伝える役目の人物を指すことが通例である。古代の神官は、ほぼ巫と同じ存在であった。祭政不分の社会であれば、彼らが告げる神託は、国の意思を左右する権威を持った。
(出典:Wikipedia)

巫	漢検1級 部首:⼯ 7画
覡	漢検1級 部首:⾒ 14画