巫覡ふげき)” の例文
しかし今日では、首里・那覇ではトキユタ(巫覡ふげき)という熟語を聞くのみでトキという言葉はほとんど死語となってしまいました。
ユタの歴史的研究 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)
陰陽道は歴緯にのっとり神鬼を駆ると称して、世俗の為に吉を致し凶をはらうものである。儒より云えば巫覡ふげきの道、仏より云えば旃陀羅せんだらの術である。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
平田篤胤が世上の俗神職の多くをそしりて、源順朝臣が『倭名抄』に巫覡ふげきを乞盗部に入れたるを至当とせるを参考すべし。
神社合祀に関する意見 (新字新仮名) / 南方熊楠(著)
心理学部門 幻覚、妄想、夢、奇夢、狐憑きつねつき、犬神、天狗てんぐ、動物電気、コックリ、催眠術、察心術、降神術、巫覡ふげきの類
妖怪学講義:02 緒言 (新字新仮名) / 井上円了(著)
その上流は今や石炭採掘地として煩擾はんじょうを極めているが、中世にあってはおそらくは幽寂無人の境で、一種の巫覡ふげきは質朴な地方武人の嘱を受けて、かかる山中にその術を行ったものであろう。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
本来託宜といふことは僧道巫覡ふげきの徒の常套で、有り難過ぎて勿体無いことであるが、迷信流行の当時には託宣は笑ふきことでは無かつたのである。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
第四種(心術編)動物電気、コックリ、棒寄せ、自眠術、催眠術、察心術、降神術、巫覡ふげき、神女
妖怪学講義:02 緒言 (新字新仮名) / 井上円了(著)
此様な不祥のある度に威を張るのは僧侶巫覡ふげきで、扶桑略記ふさうりやくきだの、日本紀略だの、本朝世紀などを見れば、いとはしいほど現世利益を祈る祈祷が繰返されて
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
巫覡ふげき、神降ろし、人相、墨色すみいろ九星きゅうせい、方位、卜筮ぼくぜい祈祷きとう、察心、催眠、その他諸幻術
妖怪学 (新字新仮名) / 井上円了(著)
又或は凝る氣を生じて、神とか佛とか基督とか、或は其より下つて牛鬼蛇神の類の如きもの、巫覡ふげき卜筮ぼくぜい方鑑はうかんの道、其の樣なことに心を委ぬるやうになるのもある。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
巫覡ふげき、神おろし、人相見、墨色すみいろ卜筮ぼくぜい、予言、祈祷きとう、察心、催眠、その他諸幻術
妖怪研究 (新字新仮名) / 井上円了(著)
生霊いきりょう死霊しりょう、のろい、陰陽師おんようしの術、巫覡ふげきの言、方位、祈祷、物の、転生、邪魅じゃみ、因果、怪異、動物の超常力、何でもでも低頭ていとうしてこれを信じ、これを畏れ、あるいはこれに頼り
魔法修行者 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
巫覡ふげき、神降ろし、人相見、墨色すみいろ卜筮ぼくぜい、予言、祈祷きとう、察心、催眠、その他諸幻術
妖怪玄談 (新字新仮名) / 井上円了(著)
他所にもこの類の妄説をいい立て、悪事を行うこといろいろありと聞く。例えば、出雲大社の竜灯、備中吉備津きびつの宮の釜鳴かまなり等、鬼神の威光に託して、巫覡ふげき等の愚民を欺き、銭を求むるの術とす。
迷信解 (新字新仮名) / 井上円了(著)
妖怪┤ ┌他人(巫覡ふげき、神降ろし等)
妖怪学 (新字新仮名) / 井上円了(著)