“墨色”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すみいろ82.6%
ぼくしょく13.0%
ずみいろ4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日附ひづけは書いてないが墨色すみいろも書体も一様でないところを見ると、一に書いたものでないことが明らかで、間々まま聯絡れんらくがついている。
狂人日記 (新字新仮名) / 魯迅(著)
広重は従来の日本画の如く輪廓りんかくの線を描くにはことごと墨色ぼくしょくを用ひ、彩色は唯画面の単調を補ふ便宜となしたるに過ぎず。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
つばめはそうおもうと、すぐまちみせへやってきました。すると、いつか熱帯魚ねったいぎょのはいっていたガラスのはちには、ふな、はや、たなごなどの、うす墨色ずみいろをした、川魚かわうおが、はいっていました。
つばめと魚 (新字新仮名) / 小川未明(著)