“北国五色墨”の読み方と例文
読み方割合
ほっこくごしきずみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
のこのこと床からい出した歌麿は、手近の袋戸棚をけると、そこから、寛政かんせい六年に出版した「北国五色墨ほっこくごしきずみ」の一枚を抜き出した。
歌麿懺悔:江戸名人伝 (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
ききなさるが、さっきもいった通り、女はちょうど師匠が前にきなすった、あの北国五色墨ほっこくごしきずみン中の、てっぽうそっくりの体なんで。……
歌麿懺悔:江戸名人伝 (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
「二十四五か。そいつアおつだの。男には年がねえが、女は何んでも三十までだ。さっきお前さんのいった北国五色墨ほっこくごしきずみの若鶴という女も、ちょうど二十五だったからの、うッふッふ」
歌麿懺悔:江戸名人伝 (新字新仮名) / 邦枝完二(著)