“北国者”の読み方と例文
読み方割合
ほっこくもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「解りましたよ、親分、——浪人は井崎八郎いざきはちろう北国者ほっこくもので剣術も学問も大なまくらだが、押借おしがりの名人、遊び人の方は白狗しろいぬ勘次かんじという小博奕打こばくちうち、これも筋のよくねえ人間だ」
越後屋佐吉というのは、四十を越したばかりの、北国者ほっこくものらしい鈍重どんじゅうなうちに、なんとなくしたたか味のある男ですが、女房が不思議な殺されようをしたので、さすがに、すっかり度を失っております。