“五色墨”の読み方と例文
読み方割合
ごしきずみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
去来きょらい丈草じょうそうもその人にあらざりき。其角きかく嵐雪らんせつもその人にあらざりき。五色墨ごしきずみの徒もとよりこれを知らず。新虚栗しんみなしぐりの時何者をかつかまんとして得るところあらず。
俳人蕪村 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
其角きかく嵐雪らんせつもその人にあらざりき。『五色墨ごしきずみ』の固よりこれを知らず。『新虚栗しんみなしぐり』の時何者をかつかまんとして得る所あらず。芭蕉死後百年になんなんとして始めて蕪村は現れたり。
俳人蕪村 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
漸く『七部集』(殊に「猿蓑」)に眼を開き、始めて元禄の貴ぶべきを知れり。その後あるいは『五色墨ごしきずみ』に擬し、あるいは文化、文政に摸する所ありしが、ついに蕪村に帰著す。
俳句の初歩 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)